インスタライブ
一氏の大学時代の友人がLpackというコーヒーで風景を作るというユニットを組んで活動している。そのLpackの背が高い方の小田桐くんがコロナ期から毎晩、インスタライブをデザイナーの方とされている。それを、夜寝かしつけで寝落ちしないと食器を洗いながら見ていたりしていた。これと言って何かがものすごく面白いのではないが、何かその新しい試みを続けている姿に興味があったのだろう。
私は6月から「コロナ期の主婦/主夫たちの非日常な日常」という聞き取り調査を開始した。佐渡島に家族で移住し、日本昔話のような生活をしている自然に近い生活をしている主婦美術家から、中学時代の価値観や興味なども自分とそんなに近くない友達の主婦。そして妻が大黒柱な方々も。そうなると、主夫になる夫の話が気になるわけで。そんなこんなで、小田桐氏のワイフにインタビューしたものの、自分が思っていたものと少し違う感じがしたので、主夫であるジョーくんこと小田桐氏に話を聞かせて、とお願いした。そしたらそのインスタライブでやろう、ということになり、22時半開始という寝かしつけ後スタートな生配信をすることになった。ということで、二人ともの寝落ちしてしまって、奇跡的に目が覚め、23時過ぎにスタートした。待っていた人がいたらごめんね、と思いつつ、待ってた人なんているのか!?と思った自分に突っ込む。
最初の1時間は、長い長い私の自己紹介のような話になってしまい、自分が聞きたいことが全然聞けない。そもそも取材って技が必要だなーと2年前くらいから始めた小学校のPTA広報委員でも思い知らされている。
そして1000人くらい視聴者がいないと1時間で切れてしまうので、続きは私のインスタアカウントでした。計2時間だ。これでも、突っ込んだ事を聞き出せなかったと感じる。私は何が聞きたいのだろう。毎回、取材した後に、そう思う。明確に聞き出したいものがあって聞いているのか。考現学的に記録として残していきたいのなら、愉快不愉快関係なく、マイナスな感じな話も突っ込んで聞いていかねば。しかし、小田桐氏は青森人だからか、愚痴っぽい言葉を全くと言っていいほど発しない。すごい、そんな人になれれば素敵だと思う。だけど彼にもやっぱり蓋をしているグチ壺があるはず。その蓋をちょこっとずらしてもらい、聞き出さねば考現学として
成立しかねるのではないか。
今月は「コロナ期の主婦/主夫たちの非日常な日常」の簡易フリペ初の発行予定である。さて、これをやってみたら聞き方や追加取材の必要性も見えてくるのではないか。
インスタライブの録画
前編 https://www.instagram.com/tv/CEmTFiwDO5T/?igshid=1uwhbg3n921i
後編 https://www.instagram.com/tv/CEmaau7Bx76/?igshid=f5huhxykxirv